気仙沼大島で「みどりの真珠」発見？！

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大島観光協会で、電動アシスト自転車を借りて、亀山へとむかったメタボなシルエットの二人組。

しかし、行く手を阻む亀山へと続く坂道は、みるみるうちにバッテリー残量は減っていく。

シーズンオフで、閑散とした島内を汗だくになって、擦れ違うドライバーは、何を思っただろうか……

1000年以上の歴史と伝統を誇る大島神社

亀山に登る途中、大島神社に立ち寄る。
文献にもその名が登場していることから、創建は1000年以上と言われている歴史ある神社。海上安全と大漁満足のほか、家内安全、交通安全、商売繁盛にも御利益があるらしい。この日も本堂では、七五三の神事がちょうど行われていた。

神社を探索し、今回のミッションの無事の終了を祈願して、再び登坂を続ける。

大島を愛した詩人・水上不二

大島神社の裏手あたりで、「かき養殖先駆者顕彰碑」や「水上不二の歌碑」を発見。
水上不二（みずかみ　ふじ・1904年1月10日 – 1965年3月31日）は、気仙沼出身の詩人。
大島をこよなく愛し、「海はいのちのみなもと　波はいのちのかがやき　大島よ　永遠に緑の真珠であれ」と謳ったのは有名である。と、Wikipediaにも記されている。

亀山頂上へ

再び亀山の頂上をめざすが、バッテリー残量はすでに10数%。メタボなエージェント2人組が、額にびっしょりと汗をかきながら、登ること30分。ついに標高229ｍの亀山の山頂に到達。
太平洋がキラキラと輝き、山々は紅葉で彩られ、リアス海岸の造形美を感じる、水上不二氏が形容した「みどりの真珠」を眼下に広がっていた。我が美しい故郷よ！