コワーキングスペースの”Co-ba”が気仙沼に誕生!
2014/10/21
東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼市の中心部にシェアオフィス「Co-ba KESENNUMA」が誕生した。
オーナーの杉浦恵一さんは、愛知県出身で、ヒッチハイクで日本一周をめざしている最中に震災に遭遇。福島や宮城などで復興支援の活動を行い、気仙沼で、女性の雇用を創出を目的にキャンドル製造の工房を立ち上げるなどの活動を続けてきた。
杉浦さんは、仕事がないからと若い人が地元を離れている現状に、デザイナーなどスキルをもった若者が集まる交流拠点となる「場」を作りたいと考えていた。
知事の紹介で、東京でコワーキングスペース「Co-ba」を運営している株式会社ツクルバの中村真広さんと出会ったことで、このプロジェクトは動きだす。
津波で被災した元飲食店だった建物の1階のスペースを借りることができたが、被災地では復興に人手や建築資材が不足していて建設費が高騰しているため、業者に頼むと費用と時間がかかる。
そんな時に、素敵な偶然が重なる。岐阜で一級建築士の仕事をしていた浅野翼さんが、たまたま気仙沼を訪れて、宿を探しているときに、杉浦さんと出会ったのだ。
独立を考えていた浅野さんと、杉浦さんのプロジェクトに賛同。co-ba kesennumaの設計にとりかかり、セルフビルドでのリノベーションが始まった。
市内周辺で廃校になった学校の備品などをもらい受けたり、市内のホームセンターで資材を購入したり、コストを抑えながらボランティアや学生などによる手作り工事で8ヶ月をかけて改装。
当初は2014年春のオープン予定だったが、紆余曲折を経て、いよいよ8月1日のグランドオープンにこぎ着けた。
「今後は、交流会をはじめ、音楽イベントなどを開催して、ピーアールをしていくとともに、市内と市外の人たちをマッチングさせながら、ここから新たなビジネスを生まれる場にしていきたい」と意気込む。
オフィス利用は、会員なら1ヶ月1万円からで、ロッカー使用料は3,000円。ドロップイン(1日利用)は、1,000円となっている。
さらに東京都内をはじめ、全国展開している「Co-ba」を利用できる定額プランも設定されている。
イベント利用は、1時間5,000円で、柔軟に対応していきたいとのこと。
「ヒト」「モノ」「コト」をシェアし合える仲間が集まり、復興のに向かって新しい一歩が、ここから生まれる。
『Co-ba Kesennuma(コーバ ケセンヌマ)』
〒988-0017 宮城県 気仙沼市南町2-2-25
電話番号:080-3651-6969
ウェブサイト:http://ima210.com/co-bakesennuma/
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