太平山三吉神社 | 秋田県秋田市

taiheizan-miyoshi-jinja_shrine By 掬茶 (Own work) [<a href="http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0">CC BY-SA 3.0</a>], <a href="https://commons.wikimedia.org/wiki/File%3ATaiheizan-Miyoshi-Jinja_Shrine.jpg">via Wikimedia Commons</a>

秋田生まれの守護神!三吉霊神をまつる三吉神社の総本山

太平山頂の奥宮と秋田市内にある里宮

太平山三吉神社は、東北や北海道に広く分布する三吉神社と太平山講の総本宮です。ブラジルのサンパウロにも三吉神社があります。

秋田市と上小阿仁村にまたがる標高1,170mの霊峰・太平山の山頂麓に三吉神社の奥宮が鎮座しており、太平山の麓にあたる秋田市内に里宮が建立されています。

邪悪を挫き、弱気を助ける勝負の神

太平山三吉神社の御祭神は、大己貴大神と少彦名大神、三吉霊神の三柱。
三吉霊神は、かつて当地を治め名君として名高い太平の城主・藤原三吉(鶴寿丸)が、太平山の神である大己貴大神と少彦名大神を深く信仰する修験者となり神格したものと云われています。

三吉霊神は力の神、勝負の神、破邪顕正の神である。曲がった事が大嫌いで、力持ち。弱きを助け、邪悪のものをくじく神様である。
引用:由緒・御祭神|太平山三吉神社

秋田市内にある里宮

秋田市内にある太平山三吉神社の里宮は、その昔、太平山が女人禁制だったり、11月から5月まで深い雪に覆われていたりなど、登拝するには険しい環境だったことから、老若男女が年間を通じて参拝できるように建立されたとのこと。

太平山三吉神社・里宮の境内

太平山三吉神社・里宮の社殿は、昭和52年に竣功され、太平山を模したという変形の流造が特徴的な建物です。正参道の鳥居をくぐり社殿に向かって右側には、秋田藩主佐竹公の雪見御殿だった「飲山亭(いんざんてい)」があります。

他にも太平山三吉神社の境内には、太平山を遙かに仰ぎ拝むことができる「太平山遙拝所」や、宮比神社、神楽殿などが建立されています。他にも東参道の入り口には、安産の神様・唐松大神をまつる「赤沼唐松神社」や、函館の神社から御奉納された「雪見稲荷神社」。大駐車場内に「祖霊社」や「赤沼稲荷神社」などがあります。

太平山の山頂にある奥宮

太平山の山頂にある奥宮では、毎年7月の開山日に里宮より御神体をお遷しし、9月の閉山祭まで、神職がお籠もりしながら祭典祈祷奉仕を行っています。
また奥宮には、参籠所(山小屋)が併設されていて、神社の関係者が常駐しています。
登拝者だけでなく一般の登山者にも無料休憩所として開放されており、宿泊することもできます。

坂上田村麻呂が戦勝を祈願した霊峰・太平山

秋田県の中央部に位置する太平山は、古くから薬師如来の峰、修験の霊峰として崇拝されてきました。

673年(白鳳2年)に修験道の祖と云われる役小角が創建し、801年(延暦20年)に坂上田村麻呂が征夷大将軍として蝦夷征討の遠征を行った際に、戦勝を祈願して堂宇を建立したと伝えられています。
なおこの時に奉納された御鏑は、神宝として今に伝えられているそうです。

Mt. Taihei, Akita 2012summer

太平山三吉神社の主なイベント・例祭

三吉梵天祭り(ぼんでんまつり)

毎年、1月17日の初縁日に行われる「三吉梵天祭(みよしぼんでんまつり」では、無病息災や五穀豊穣を願って秋田市内の町内会や会社などが、竹で編んだ本体部分に布や紙で色鮮やかに飾り付けた長さ2.5mほどの梵天を作成し奉納するお祭りです。ぼんでん祭り当日は、男衆が激しい先陣争いを行うことから「けんか梵天」とも言われています。

太平山三吉神社 パワースポット情報

太平山三吉神社 基本情報

スポット名
太平山三吉神社(たいへいざんみよしじんじゃ)
所在地
  • 里宮:秋田県秋田市広面字赤沼3-2
  • 奥宮:太平山山頂
主祭神
  • 大己貴大神(おおなむちのおおかみ)・・・・・・大国主命・大黒様。国作り・縁結び・家庭円満の神様
  • 少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)・・・・・・病気平癒・医薬の神様
  • 三吉霊神(みよあしおおかみ)・・・・・・力・勝負・勝利成功・事業繁栄の神様
社格など
旧県社、別表神社
問合せ
電話:018-834-3443
メール:taiheizan@miyoshi.or.jp
公式サイト
太平山三吉神社

太平山三吉神社 アクセス情報

公共交通機関

JR秋田駅の正面口から出て、秋田中央交通の「秋田駅西口」から太平方面行きに乗車。
「三吉神社入口」で下車する。所要時間は約10分。タクシーの場合は、秋田駅東口より約6分。

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前田南駅(秋田内陸縦貫鉄道) | 秋田県北秋田市

秋田内陸縦貫鉄道前田南駅

大ヒットアニメ映画の聖地として注目を集める前田南駅

駅の構図や風景が似ていると評判に

前田南駅は、秋田県北秋田市にある秋田内陸縦貫鉄道・秋田内陸線の無人駅。
2016年に公開され大ヒットアニメ映画『君の名は。』に登場する駅と、風景や駅のホーム、待合室の構図が似ているとの口コミがネットを中心に沸き上がり、聖地巡礼スポットとして評判になっている駅です。

映画で前田南駅に似た駅が登場するのは、地方に住む主人公の女子高校生が、東京で暮らす男子高校生に会いに行くため電車に乗り込む場面。8月下旬の公開直後から、待合室や電柱、階段の配置、背景の山などがそっくりだという指摘が相次いだ。
映画の制作会社は「モデルとなった場所は公式に発表していない」と説明。一方で、同鉄道が9月下旬に駅待合室に置いたノートには、北海道や兵庫県など全国から訪れたファン約100人が「感動した」などとメッセージを残している引用:<君の名は。>秋田の無人駅 聖地にファン(平成28年10月19日付け河北新報)

君の名は。TVCM大ヒット3編より
画像は、比較検証を目的として引用しており、著作権は、(C)『君の名は。』制作委員会にあります。

岐阜県飛騨市が舞台なのに何故秋田県の無人駅が?

『君の名は。』は、新海誠氏が原作・監督・脚本が手がけた劇場用長編アニメーション映画作品。

1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。
引用:君の名は。:作品情報 – 映画.com

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

ヒロインの三葉が住む糸守町は、岐阜県飛騨市が舞台モデルとなっていると言われ聖地巡礼スポットとして注目を集めて、多くのファンが訪れる社会現象としてニュースにも取り上げられています。
そのような中で秋田県の前田南駅は、思わぬ登場となってしまいました。
新海誠監督が2004年に発表した長編作品044の過去の作品に『雲のむこう、約束の場所』では、青森県の津軽半島が舞台だったこともあり、その時のロケハン資料として秋田縦貫鉄道も含まれていたのかもしれませんね。

あきた美人ラインの愛称がある3セク鉄道

前田南駅がある秋田内陸線は、北秋田市に本社を置く第三セクター・秋田内陸縦貫鉄道が運営する路線で、北秋田市にある鷹巣(たかのす)駅から角館町の角館駅まで(営業キロ)94.2kmの秋田内陸線を運行しています。

昭和9年に日本三大銅山の一つとされていた阿仁鉱山からの鉱石を輸送するために敷設された国鉄の特定地方交通線で、1986年にその後に現在の会社に引き継がれ、1989年に現在の秋田内陸線となりました。

2012年に公募により「あきた美人ライン」の愛称が付けられていますが、秋田の山間部を走り抜ける立地と、沿線の過疎化が進む影響もあり何度となく鉄路の廃止が囁かれている路線です。

Maedaminami Station 1

前田南駅 パワースポット情報

前田南駅 基本情報

スポット名
前田南駅(まえだみなみ)
所在地
秋田県北秋田市五味堀堂ノ前
所属路線
秋田内陸線(秋田内陸縦貫鉄道株式会社)
駅構造
片面ホーム(1面1線) 地上式 無人駅
開業年
1963年(昭和38年)
問い合わせ
秋田内陸縦貫鉄道株式会社
電話:0186-82-3231
秋田名物 | 秋田内陸線:秋田内陸縦貫鉄道

前田南駅 更新情報

尾去沢鉱山 | 秋田県鹿角市

尾去沢鉱山 | 家族も廃墟マニアも楽しめる廃鉱山テーマパーク

尾去沢鉱山は、秋田県鹿角市にあった鉱山で、1978年(昭和53年)に閉山。廃墟マニアの間では、東北三大廃鉱山(他に松尾鉱山、田老鉱山)の一つとも呼ばれています。

廃鉱後は、「史跡 尾去沢鉱山」(旧マインパーク尾去沢)としてテーマパークとなっています。廃墟愛好家だけでなく、子ども連れの家族でも楽しめる鉱山テーマパークになっています。

尾去沢鉱山、古城のような選鉱場跡|BlueWind~商用利用可のフリー写真素材(http://blue-wind.net/)

合法でガイド付きで廃墟探訪が楽しめる!

史跡 尾去沢鉱山では、鉱山の選鉱場跡や製錬場跡などの廃墟をガイド付きのマイクロバスで巡る「産業遺産コース」と、鉱山の坑道を見学できる「石切沢通洞抗コース」の2つ見学コースが設定されています。

産業遺産コースは、尾去沢鉱山の地上部にある選鉱場をガイド付きのマイクロバスで案内され、土木遺産にも認定された高さ60mの煙突のある製錬場跡や、尾去沢鉱山の娯楽施設だった「協和会館跡」などを見学することができます。
所要時間は約60分となっています。

なお産業遺産コースは、10名以上の最低催行人数が設定されていて、事前の予約が必要です。また4月~11月の各1回、個人向けガイド日も設定されているので、詳しくは史跡尾去沢鉱山までのお問い合わせください。

ガイド料
大人1,000円
中高生700円
小学生500円
お問い合わせ
0186-22-0123

尾去沢鉱山のシックナー|BlueWind~商用利用可のフリー写真素材(http://blue-wind.net/)

石切沢通洞抗コースは、尾去沢鉱山の主要坑道だったを石切沢通洞抗の一部を観光用に整備した坑道を探索できるコースです。

見学坑道の総延長は、1.7kmですが、1.1kmの早回りコースも設定されています。
採掘跡や鉱石の運搬設備などの他、江戸時代の坑道の様子を再現した展示も見学することができます。

観覧料
大人 1,000円
中高生 800円
小学生 600円
備考
※学校団体割引、65歳以上のシニア割引、障がい者割引あり

 

子ども連れの家族で楽しめる体験コース

純金砂金採り

史跡 尾去沢鉱山では、「パン」と呼ばれるお椀のような道具を使った「純金砂金採り」が体験できます。採れた砂金は、専用ボトルに入れて持ち帰ることができます。

料金
大人(高校生以上)800円
小人(中学生以下)600円
所要時間
30分
開催期間
4月下旬~11月上旬

天然石掘り

「天然石掘り」の体験コースでは、砂の中に水晶をはじめ、トルマリン、ガーネット、メノウなどの天然石が埋められていて、掘り出した天然石は、持ち帰ることができます。

料金
小型ケース 550円
大型ケース 850円
特大ケース 1,000円
所要時間
20分
開催期間
通年

さらに学生団体向けに、天然石を使った万華鏡づくりや、パワーストーンのアクセサリー作り、鹿角地方に伝わる郷土料理を作るワークショップも設定されています。

また「純金砂金採り」や「天然石掘り」、天然石を使った万華鏡作り、パワーストーンのアクセサリー作りなどの体験コースも充実しています。

尾去沢鉱山 廃墟スポットDATA

スポット名
史跡 尾去沢鉱山
所在地
秋田県鹿角市尾去沢字獅子沢13-5
公式サイト
http://www.osarizawa.jp/
定休日
年中無休
営業時間
【夏季:4/1~10/31】9時から17時まで
【冬季:11/1~3/31】9時から15時30分まで

尾去沢鉱山までのアクセス

【自動車】

東北自動車道の鹿角八幡平I.C.を下りて、国道282号線を大館・花輪方面へ北上。道の駅かづのを過ぎ、「史跡 尾去沢鉱山」の案内標識が見えたら交差点を左折し県道66号線を進み、「史跡 尾去沢鉱山」の立看板を左折して到着。(約15分)

【公共交通機関】

JR花輪線「鹿角花輪」駅で下車し、タクシーで約10分。

尾去沢鉱山(おさりざわこうざん)|PAKUTASOぱくたそ(https://www.pakutaso.com/) 

尾去沢鉱山周辺の観光情報

おすすめランチ・グルメスポット

史跡 尾去沢鉱山内にあるログハウス風のレストハウスでは、黄金ラーメンをはじめ八幡平ポークを使った鉄板焼やとんかつ定食が食べられます。※営業期間:4月下旬~11月上旬
○お食事処・レストハウス・喫茶

鹿角市では、市内で生産された農畜産物などの地場産品を提供するお店を「かづの産直ショップ」として認定する制度を設けています。
八幡平ポークをはじめ、かづの牛、鹿角産のブランド米と特製比内地鶏を使った鳥めしなど、魅力的なランチスポットが多くあります。
○かづの産食ショップ認証店一覧

豚肉イメージ

 

おすすめ宿泊(ホテル・旅館)スポット

史跡 尾去沢鉱山のある鹿角市、JR鹿角花輪駅前にホテルが集中しています。少し足を伸ばしして、湯瀬温泉や大湯温泉も人気がある温泉でおすすめです。
楽天トラベル:史跡尾去沢鉱山 周辺のホテル・旅館

【大湯温泉】個室休憩付きでゆったり日帰り温泉・お食事は秋田名物きりたんぽ鍋付和食会席に舌鼓(コーヒー1杯付です)

尾去沢鉱山|秋田県鹿角市のパワースポット 関連情報

スポット名 更新情報

秋田県の廃墟スポット,尾去沢鉱山の情報をアップ【更新情報】

弥高神社 | 秋田県秋田市

彌高神社 拝殿 <a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:IyatakaJinja.jpg#/media/File:IyatakaJinja.jpg">

国学者平田篤胤を祀る彌高神社

久保田城址の千秋公園内に鎮座

彌高神社は、秋田県秋田市千秋公園内にあるパワースポットで、江戸時代の国学者で秋田出身の平田篤胤と、その門下生であった佐藤信淵を祀る神社です。

彌高神社のある千秋公園は、かつて当地を治めていた佐竹氏の居城だった久保田城があった場所で、本丸表門や御隅櫓が復元されています。

公園内には、彌高神社のほかにも与次郎稲荷神社や八幡秋田神社も所在しているうえ、県民会館や市立中央図書館明徳館、市立佐竹資料館、平野政吉美術館などの公共施設も整備されています。

Kubota Castle, Honmaru Omote-mon gate

ロケーション抜群!神前結婚式で人気

千秋公園は、1896年に東京の芝公園なども手がけた日本人初の公園デザイナーとして名高い造園家の長岡安平が設計したもの。

春には桜やツツジが咲き誇り、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪見景色と四季折々に市民から観光まで一年中楽しめる観光スポットです。

公園内の森に鎮座する彌高神社は、そのロケーションの素晴らしさから神前結婚式を行う人気スポットでもあります。

Kogetsuike-pond, Sensyū Park 1

平田篤胤と佐藤信淵

平田篤胤は、1776年に現在の秋田市中通で、佐竹藩士大和田清兵衛の四男として生まれたとのこと。本居宣長の影響を受け、敬神祟祖の心をとき、68歳の生涯で多くの著書を書き上げ、江戸後期に多くの人々に影響を与えた国学者です。

1881年(明治14年)に秋田市八橋に平田篤胤を祀る平田神社が創建され、1909年(明治42年)に、平田門下の佐藤信淵も合祀され平田神社から彌高神社に改称されました。
その後、1916年(大正5年)に現在の千秋公園に遷されました。

Portrait of Atsutane Hirata

彌高神社 パワースポット情報

スポット名 基本情報

名称
彌高神社(いやたかじんじゃ)
所在地
秋田県秋田市千秋公園1-16
社格など
旧県社
御祭神
平田篤胤大人命(ひらたあつたねうしのみこと)
佐藤信淵大人命(さとうのぶひろうしのみこと)
問い合わせ
<address>018-832-4496
WEBサイト
彌高神社公式サイト

彌高神社 アクセス情報

公共交通機関

JR秋田駅から徒歩15分ほどで目的地。

秋田自動車道の秋田中央I.C.を降りて、秋田市街方面へ。市内中心部の混雑具合にもよりますが15分ほどで到着。彌高神社の無料の駐車場は、最大7台まで。

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