東北にもあった『君のは。』の聖地!前田南駅(秋田県)

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

秋田内陸線の無人駅が話題のスポットに?!

話題の人気アニメ映画に似た風景の駅が登場

2017年、最初に取り上げるミステリアス・スポットは、秋田県北秋田市にある「前田南駅」です。 第三セクターの秋田内陸縦貫鉄道・秋田内陸線の無人駅です。
この前田南駅は、2016年の夏に公開されメガヒット中のアニメ映画『君の名は。』の劇中に似た風景の駅が登場すると、密かな話題になっている聖地巡礼(舞台巡り)スポットです。
秋田は、アニメの舞台(聖地)が少ない地域なので、最初にこの話題が出たときは、「秋田になぜ?」とびっくりしました。

前田南駅について詳しくは、こちらの情報ページに記載しております。ぜひこちらの記事もご覧ください!
前田南駅 (秋田内陸線)|秋田県北秋田市

Maedaminami Station 1

話題の人気アニメ映画に似た風景の駅が登場

『君の名は。』で前田南駅が登場するのは、映画のヒロインで飛騨地方に住む少女・三葉が、東京へ向かうために汽車に乗るシーン。予告編にもチラリとそのシーン(14~15秒辺り)が登場しています。
映画の中で三葉が乗るのは、いわゆる旧国鉄カラーのキハ40系のディーゼル車で、秋田内陸線(AN-8800形)とは違いますが、ホームと待合室の佇まいや、背景の山の稜線などはよく似ていると思います。

秋田内陸縦貫鉄道・秋田内陸線は、秋田の山間部を走り抜ける第三セクター鉄道だけに、常に厳しい運営を迫られています。 しかし、山間部を走るだけに四季折々の素晴らしい自然の風景を眺めることができるロケーションのある鉄道路線でもあります。
前田南駅を訪れる際は、秋田内陸線にも乗って聖地巡礼の旅を楽しんで頂きたいなと思います。

秋の紅葉は目の覚めるような見事さで、東北でも指折りの景勝路線。厳冬の雪景色の中を行く列車旅も捨てがたい。地元のおばちゃんたち手作りの郷土料理でもてなしてくれる「ごっつぉ玉手箱列車」は、楽しくお腹が一杯になるイベント列車だ。それでも、沿線の過疎化は進む一方で、何度となく廃止が噂されている。JRでのアクセスは悪くないので、応援の意味を込めて乗りに行きたい。
引用:廃線にしたくない!今乗るべき地方路線10選(2016年12月25日付 東洋経済ONLINE)

前田南駅について詳しくは、こちらの情報ページに記載しております。ぜひこちらの記事もご覧ください!
前田南駅 (秋田内陸縦貫鉄道)|秋田県北秋田市

前田南駅(秋田内陸縦貫鉄道) | 秋田県北秋田市

秋田内陸縦貫鉄道前田南駅

大ヒットアニメ映画の聖地として注目を集める前田南駅

駅の構図や風景が似ていると評判に

前田南駅は、秋田県北秋田市にある秋田内陸縦貫鉄道・秋田内陸線の無人駅。
2016年に公開され大ヒットアニメ映画『君の名は。』に登場する駅と、風景や駅のホーム、待合室の構図が似ているとの口コミがネットを中心に沸き上がり、聖地巡礼スポットとして評判になっている駅です。

映画で前田南駅に似た駅が登場するのは、地方に住む主人公の女子高校生が、東京で暮らす男子高校生に会いに行くため電車に乗り込む場面。8月下旬の公開直後から、待合室や電柱、階段の配置、背景の山などがそっくりだという指摘が相次いだ。
映画の制作会社は「モデルとなった場所は公式に発表していない」と説明。一方で、同鉄道が9月下旬に駅待合室に置いたノートには、北海道や兵庫県など全国から訪れたファン約100人が「感動した」などとメッセージを残している引用:<君の名は。>秋田の無人駅 聖地にファン(平成28年10月19日付け河北新報)

君の名は。TVCM大ヒット3編より
画像は、比較検証を目的として引用しており、著作権は、(C)『君の名は。』制作委員会にあります。

岐阜県飛騨市が舞台なのに何故秋田県の無人駅が?

『君の名は。』は、新海誠氏が原作・監督・脚本が手がけた劇場用長編アニメーション映画作品。

1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。
引用:君の名は。:作品情報 – 映画.com

新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

ヒロインの三葉が住む糸守町は、岐阜県飛騨市が舞台モデルとなっていると言われ聖地巡礼スポットとして注目を集めて、多くのファンが訪れる社会現象としてニュースにも取り上げられています。
そのような中で秋田県の前田南駅は、思わぬ登場となってしまいました。
新海誠監督が2004年に発表した長編作品044の過去の作品に『雲のむこう、約束の場所』では、青森県の津軽半島が舞台だったこともあり、その時のロケハン資料として秋田縦貫鉄道も含まれていたのかもしれませんね。

あきた美人ラインの愛称がある3セク鉄道

前田南駅がある秋田内陸線は、北秋田市に本社を置く第三セクター・秋田内陸縦貫鉄道が運営する路線で、北秋田市にある鷹巣(たかのす)駅から角館町の角館駅まで(営業キロ)94.2kmの秋田内陸線を運行しています。

昭和9年に日本三大銅山の一つとされていた阿仁鉱山からの鉱石を輸送するために敷設された国鉄の特定地方交通線で、1986年にその後に現在の会社に引き継がれ、1989年に現在の秋田内陸線となりました。

2012年に公募により「あきた美人ライン」の愛称が付けられていますが、秋田の山間部を走り抜ける立地と、沿線の過疎化が進む影響もあり何度となく鉄路の廃止が囁かれている路線です。

Maedaminami Station 1

前田南駅 パワースポット情報

前田南駅 基本情報

スポット名
前田南駅(まえだみなみ)
所在地
秋田県北秋田市五味堀堂ノ前
所属路線
秋田内陸線(秋田内陸縦貫鉄道株式会社)
駅構造
片面ホーム(1面1線) 地上式 無人駅
開業年
1963年(昭和38年)
問い合わせ
秋田内陸縦貫鉄道株式会社
電話:0186-82-3231
秋田名物 | 秋田内陸線:秋田内陸縦貫鉄道

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