鳥海月山両所宮(ちょうかいがっさんりょうしょのみや)は、山形県山形市宮町にあるパワースポットです。
2つの霊峰に由来する神社・鳥海月山両所宮
「お宮様」と呼ばれる厚く信仰を集めるパワースポット
鳥海月山両所宮という神社の名前からも分かるように、山形県が誇る2つの霊峰「鳥海山」と「月山」の両方の神を祀る神社で、地域安寧、厄除け、家内安全、商売繁盛などの御利益があるされるパワースポットです。
山形随一と云われる大きな神社
鳥海月山両所宮は、鳥海山と月山に祈願した源頼義が、安部貞任の討伐を果たした祈願成就のお礼に「国家太平」と「武門吉事」の神として、1063年に分霊を勧請し造営したのが始まりと云われています。
当地の歴代の領主から北の総鎮守として崇敬されてきましたが、中でも戦国時代末期から江戸時代初期にかけて、出羽国の領主・最上義光により社領を寄進され、真言宗成就院を別当とした。この時、社殿の大修理が行われたものの、その後に焼失。
本殿は、江戸時代中期の亨保年間に再建され、1783年(天明3年)に建立した入り口の山門(現在の随神門)、桃山時代の建物である城輪神社とともに山形市の指定有形文化財となっています。
山形市内御朱印拝受、鳥海月山両所宮。山形城下北部の鎮守。前九年の役の際、源頼義が飽海郡吹浦の両所神社で鳥海山と月山の神に戦勝を祈願、その奉賽として当地に社殿を造営、御分霊を勧請したことに始まると伝えられる。 pic.twitter.com/4WpQp2bKb1
— こまいぬ@御朱印研究家 (@kokon_komainu) 2016年9月8日
作占いの特殊神事「ごくだめし」
鳥海月山両所宮では、毎年旧暦の6月末日から7月1日に「ごくだめし(穀様)」と呼ばれる珍しい神事が執り行われます。
これは、旧暦の7月1日に穀物や野菜を地中に埋め、翌年の旧暦6月末日に取り出して、豊作か凶作かを占うもので、一説には江戸時代中期から行われているのだとか。
かつては、山形県のみならず宮城県や秋田県の人たちも、この「ごくだめし」の作占いの結果を心待ちにしていたそうです。
鳥海月山両所宮の「穀様」は、随神門の左側にある梵天柱の下に埋められた、五穀の腐り具合で次の年の作柄を占う行事である。深さ60センチほどの穴の中には、ご飯・栗・ササゲ・胡瓜(きゅうり)・稲穂・茄子(なす)を埋め、翌年に掘り出し腐らないのを吉、腐るのを凶として占うものである。
鳥海月山両所宮パワースポット情報
鳥海月山両所宮 基本DATA
- 名称
- 鳥海月山両所宮(ちょうかいがっさんりょうしょのみや)
- 所在地
- 山形県山形市宮町3-8-41
- 主祭神
- 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
- 月読命(つくよみ)
- 社格など
- (旧)県社
- 別表神社
- 問い合わせ
- 023-623-0460
鳥海月山両所宮アクセス
公共交通機関
JR北山形駅の東口から北側に歩いて10分ほど。
自動車
山形自動車道の山形蔵王I.C.を下りて、馬見ヶ崎川沿いの市道を走る。薬師公園(山形県護国神社・山形市球技場)の脇を抜けて、羽越街道との交差点(吉田カメラ二口橋本店前)を左折し、目的地に到着。(所要時間15分ほど)
無料駐車場はありますが、初詣などの行事がある時は、周辺道路も含めて混雑します。