続石 | 岩手県遠野市

続石001 -ミステリアス東北

鳥居みたいに巨石が積み上がった続石

遠野物語にも登場するパワースポット

続石(つづきいし)は、岩手県遠野市綾織町にある大きな石が積み上がってできている不思議な巨石群のパワースポットです。 遠野駅から車で10分ほど、国道396号線沿いに駐車場があり、麓にある鳥居をくぐり小道を10数分ほど登ると到着します。

続石002 -ミステリアス東北

1つの石にバランスよく載せられた笠石

一見すると2つの大きな石に笠石が支えられていて鳥居のように思えますが、よく見ると1つの石に、台座よりも大きな笠石が載っていることがわかります。
また笠石の下にある2つの巨石の間には、隙間があり大人1人が立ったまま通り抜けることができるほどです。

続石003 -ミステリアス東北

弁慶由縁のパワースポット。続石の言い伝え

続石は、古代人の墓(支石墓・ドルメン)の一種ではないかとの説も云われています。

ただし日本における支石墓(ドルメン)は、縄文時代末から弥生時代の西日本に多く見られるとされています。

新石器時代末から金石併用時代にかけての巨大な石を用いた墳墓。中国の山東半島・東北部、朝鮮半島、日本の北九州に分布。
引用:しせきぼ【支石墓】(大辞林第三版)より

また柳田国男の『遠野物語拾遺』に続石と武蔵坊弁慶のお話が収録されておりますが、伝説じみた逸話です。

一一 綾織村山口の続石は、この頃学者のいうドルメンというものによく似ている。二つ並んだ六尺ばかりの台石の上に、幅が一間半、長さ五間もある大石が横に乗せられ、その下を鳥居のように人が通り抜けて行くことができる。武蔵坊弁慶の作ったものであるという。
……中略……
それゆえに続石の笠石には、弁慶の足形の窪みがある。泣石という名もその時からついた。今でも涙のように雫を垂らして、続石の脇に立っている。

(引用:遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)より)

いずれにしても学術的にみると、土石流や浸食作用による自然が生み出した不思議な造形物と考えてよさそうです。

泣石(続石) -ミステリアス東北

続石 パワースポット情報

続石 基本情報

スポット名
続石(つづきいし)
所在地
岩手県遠野市綾織

スポット名 アクセス情報

公共交通機関

釜石自動車道を宮守I.C.を下りて、国道107号線を遠野方面、国道283号線に突き当たって遠野市街方面へと向かう。 日影の交差点で国道396号線を盛岡方面へ。(千葉家の曲り家4kmの看板がある) 約5分ほど走らせると、右側に「名勝 続石」の立て看板と駐車場があります。 そこから山道を歩いて約10分ほど。

 

続石入口 -ミステリアス東北

キリストの墓 | 青森県新郷村

キリストの墓 | ミステリアス東北

摩訶不思議なスポット キリストの墓

キリストの墓公園とキリストの里伝承館

キリストの墓は、青森県新郷村にあるイエス・キリストとその弟の墓であるといわれている2つの十字架(十来塚)が設置されているまさにミステリアス・スポットです。
キリストの墓は、キリストの墓公園内にあります。公園内には、2つの十字架のほかキリストの里伝承館が建てられています。
キリストの里伝承館では、新郷村にキリストの墓があるとされた経緯や、当時の資料などが展示されているほか、新郷村に村に伝わる風習や文化、農具や民具などが展示されています。

キリストの墓 基本情報

スポット名
キリストの墓
所在地
青森県三戸郡新郷村戸来字の月33-1

キリストの里伝承館 基本情報

キリストの郷伝承館 | ミステリアス東北

スポット名
キリストの里伝承館
所在地
青森県三戸郡新郷村戸来字の月33-1
定休日
毎週水曜日 ※夏休み期間中無休・冬季休館
営業時間
9時から17時
料金
高校生以上 ¥200円
小・中学生 ¥100円
団体(20名)以上は、半額
お問い合わせ
0178-78-3741
お問い合わせ(冬季間)
新郷村ふるさと活性化公社
0178-78-2511

毎年6月に開催!キリスト祭り

新郷村では、毎年6月初旬にキリストの墓公園で「キリスト祭」を開催しています。

キリスト祭は、キリストの慰霊祭として祝詞奏上や玉串奉テンの神事が行われたあと、ナニュドヤラと呼ばれる不思議な盆踊りが奉納され、約90分ほどで終了します。

キリスト祭
画像引用:キリスト祭(青森県観光情報サイト アプティネット)

日本にあるキリストの墓。その真偽は?

キリストの墓はエルサレムにあるとされているが・・・・・・

イエス・キリストといえば、新約聖書においてエルサレムにあるゴルゴダの丘で十字架に磔刑にされ、3日後に復活し天に召されたと記されています。
処刑地であるゴルゴダの丘に建てられた聖墳墓教会や、エルサレム内にある園の墓が、キリストの墓として一般的に認知されているところです。

Ejen / Pixabay

1935年にキリストの墓を発見!?

1935年(昭和10年)。青森出身の日本画家・鳥谷幡山ともに青森県戸来村(現:新郷村大字戸来)を訪れた竹内巨麿が、長方形の土饅頭に気づき、それが「キリストの墓」であるとされたことが始まり。

竹内巨麿は、茨城県にある天津教(皇祖皇太神宮)の教祖。竹内巨麿は、天津教の聖典である『竹内文書』にイエス・キリストは、ゴルゴダの丘で処刑されずに日本に渡り、日本で死んだと記されていること発見したとのこと。

『竹内文書』では、イエス・キリストを「イスキリス・クリスマス」と記されており、ゴルゴダの丘で処刑されたのは、キリストの弟を「イスキリ・クリスマス」だとし、キリスト本人は日本に渡り106歳で生涯の幕を下ろしたことになっているそうです。なお聖書には、キリストに弟がいたとの記述はなく、『竹内文書』も多くの研究者から偽書とされているようです。
キリストの墓・立看板 | ミステリアス東北

みなさんの個々の価値観で、神秘の里のロマンに想いをはせてください。
引用:キリストの墓(新郷村のホームページ)より

スポット名 アクセス情報

公共交通機関

JR東北新幹線「八戸駅」下車、駅前の5番のりばから南部バス「五戸駅」行きに乗り終点で下車。(約40分)
南部バス「羽井内」に乗り換えて、「キリスト公園」で下車する。(約30分)

自動車

八戸自動車道「浄法寺I.C.」を下りて県道6号線を二戸方面へ。
浄法寺入り口交差点を左折(十和田・三戸方面)し、国道4号線(奥州街道)を北上する。
新郷の道路標識が見えたら県道45号線に入り、国道454号線と合流したら十和田湖方面へと向かい目的地に到着。
(浄法寺I.C.から所要時間分1時間15分ほど)

十和田湖からは、国道454号線を五戸・迷ヶ平方面へ車を走らせ約50分ほどで目的地に到着。

キリストの墓 周辺情報

おすすめグルメ・ランチスポット

キリストっぷ

キリストの墓の前に「キリストっぷ」という名の直売所が存在しています。

間木ノ平グリーンパーク・道の駅しんごう

キリストの墓公園と十和田湖を結ぶ国道454号線の中間くらいに「間木ノ平グリーンパーク」があり、パーク内には「道の駅しんごう」も併設しています。
パーク内にある「とちのき荘食堂」では、自家製ダレで漬け込んだ角煮ラーメンや、パーク内で生産しているベーコンやポークウインナーが堪能できる牧場ランチもおすすめです。

新郷村ふるさと活性化公社|まるまる新郷

新郷村ふるさと活性化公社|まるまる新郷

スポット名周辺のおすすめ宿泊スポット

新郷温泉館

近接する野沢温泉を使用した宿泊施設。露天風呂やサウナ、寝風呂などもあり、日帰り温泉も楽しめます。

スポット名
新郷温泉館
所在地
青森県三戸郡新郷村西越温泉沢5-4
休館日
月曜日 ※祝日は営業
営業時間
9時から22時まで(11月~4月は21時まで)
料金
大人 ¥390円
小学生¥150円
幼児 ¥ 60円
お問い合わせ
0178-78-3050
公式サイト
 
キリストの墓(新郷村)周辺のホテル・旅館の情報