五大堂 | 宮城県松島町

By Tak1701d (投稿者自身による作品) [GFDL or CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

五大堂 | 日本三景・松島のシンボル的パワースポット

五大堂は、宮城県松島町にある小島に建つ仏堂で、日本三景に数えられる景勝地の松島でも、とくにシンボリックとされる建造物です。

秘仏の五大明王像とすかし橋

807年(大同2年)に坂上田村麻呂が、東北地方に蝦夷征討を行った際に、毘沙門堂を建立したと言われています。
その後に慈覚大師(円仁)が、延福寺(現在の瑞巌寺)を創建した時に、「大聖不動妙王」を中心にして「東方降三世」「西方大威徳」「南方軍荼利」「北方金剛夜叉」の五大名王像を安置したことから「五大堂」と呼ばれるようになったそうです。

現在の建物は、東北地方で最古の桃山建築で、伊達政宗公が1604年(慶長9年)に造営したといわれています。

秘仏・五大名王像

五大堂に安置してある木造の五大明王像は、各像ともケヤキ材の一本造の秘仏とされ、伊達家五大藩主吉村が、500年ぶりに開帳したといわれ、それ以降33年に一度御開帳されることになり、次回は2039年に行われる予定になっています。
1995年に国の重要文化財に指定されています。

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すかし橋

本土から五大堂のある島へと渡る赤い欄干の橋は、橋げたの隙間から海が見えることから「すかし橋」と呼ばれています。

すかし橋
現在の堂へ渡るすかし橋は、縦板が2枚しつらえられているが、もともとこの板はなく、はしご状であった。
横板の間隔も5寸(約15cm)程有り、江戸後期の紀行文に、恐ろしくて渡る事ができなかった人の事が紹介されている
(引用 五大堂 -境内 ~国宝瑞巌寺公式サイト

 

五大堂 パワースポットDATA

五大堂 DATA
所在地:宮城県宮城郡松島町松島字町内111
拝観料:無料 

アクセス
【公共交通機関】
JR仙石線「松島海岸駅」から徒歩約10分。

【自動車】
三陸自動車道の松島海岸I.C.を下りて、県道144号線を松島海岸方面へ。JR仙石線「松島海岸駅」前の交差点を左折して、国道45号線を石巻方面へ走らせ約2分ほどで目的地。
五大堂に駐車場はないので、松島公園駐車場(有料)か、町営駐車場(無料)を利用する。

リンク:松島エリアの駐車場7選。車で行くならココに停めよう! – Find Travel

五大堂周辺の観光情報

おすすめグルメ、ランチスポット

五大堂周辺では、宮城県松島の名産「牡蛎」は、小ぶりでプリっと身がしまっていて美味しいと評判です。他にも仙台名物の「牛タン」や「笹かまぼこ(笹かま)」、三陸沖で獲れる新鮮で美味しい海の幸を堪能できます。
【定番+穴場】松島海岸駅でランチならこのお店20選

おすすめ宿泊(ホテル・旅館)スポット

五大堂周辺には、日本三景の美しい松島の景色を眺望できる観光ホテルがあります。
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五大堂に関連する作品、聖地巡礼情報

『ハチミツとクローバー』

羽海野チカ(うみのちか)による少女マンガ。『ハチクロ』の略称で親しまれています。
五大堂は、『ハチミツとクローバー』の単行本7巻で登場します。
TVアニメ版では、23話「そして、僕はもう一度走り出す」で、すかし橋と五大堂と思われる場面が登場します。
自分探しの旅に出た事実上の主人公である竹本裕太が、再び走り出すきっかけとなる重要なエピソードとなっています。ただしハチクロに登場するすかし橋は、縦板がなくハシゴ状のものとなっています。

五大堂 -ハチミツとクローバー
画像は、比較検証を目的として引用しており、著作権は、(C)羽海野チカ/集英社・ハチクロ製作委員会にあります。

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