釣石神社 | 宮城県石巻市

釣石神社の巨石 |ミステリアス東北

釣石神社 | 落ちない石で合格祈願のパワースポット

釣石神社は、石巻市北上町にある神社で境内にある崖から釣石と呼ばれる御神体の巨石が張り出しているが、「落ちそうで落ちない」ことから受験合格のパワースポットとして知られています。

東日本大震災でも落ちなかった釣石

釣石神社の主祭神は、知恵や学業の神様といわれている天児屋根命(あめのこやねのみこと)。境内の崖から周囲14mの大きな石が張り出していて「釣石」と言われています。

昭和53年の宮城県沖地震にも耐えた釣石神社の巨石は、2011年3月の大震災でも釣石神社も大地震と大津波にあい社務所や鳥居が流失したものの「釣石」は、落ちずに残りました。
このことから「落ちそうで落ちない巨石」として、『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)をはじめ様々なメディアにも紹介されているパワースポットです。

縁結び、夫婦円満、子孫繁栄のパワースポット

釣石神社の由来にもなった崖から張り出した「釣石」の下には、高さ4m、幅8mもの大きな巨石が鎮座しています。
「釣石」は男の神様で、下の巨石は女の神様と言われており、縁結びや夫婦円満、子孫繁栄の御利益があるとされています。

釣石神社2つの巨石 | ミステリアス東北

日本の音風景100選に選ばれたヨシ原

釣石神社の境内からは、環境省の「残したい日本の音風景100選」に選ばれた『北上川河口のヨシ原』を見渡すことができます。

釣石神社では、毎年12月中旬に茅ではなく、ヨシ(葦)で作られた門松とヨシの輪が、設置され、正月には合格祈願の受験生など、多くの参拝客が訪れます。

特に河口から上流10キロまでの高水敷は「ヨシ」の群落が広がる「ヨシ原」を形成し、川面を渡る風がヨシのすれ合う音を誘い、風の強弱に合わせていろいろな音色を醸し出し、水鳥の鳴き声とのハーモニーが何ともいえず素晴らしい。

引用:日本の音風景100選から 北上川河口のヨシ原 宮城県北上町  制作:東京シネマ新社

東日本大震災における釣石神社の被害

2011年3月11日に発生した東日本大震災で、釣石神社も10m前後の津波が押し寄せ、社務所や鳥居など流失、さらに釣石神社の一帯は、沼地のようになり境内の杉なども立ち枯れるなど大きな被害を受けました。
震災後は、プレハブによる仮設の社務所で絵馬やお守り、おみくじなどを販売していてが、2016年6月に祈祷殿とともに再建されました

「受験の神様」として知られる石巻市北上町十三浜の釣石神社で19日、東日本大震災の津波で被災した祈祷(きとう)殿と社務所が再建され、「復興奉祝祭」が開かれた。
引用:壊滅的被害乗り越え一歩 釣石神社、社務所など再建 石巻・北上(石巻かほく)

釣石神社の社務所 | ミステリアス東北

釣石神社 パワースポットDATA

スポット名:釣石神社
所在地:宮城県石巻市北上町十三浜字追波
お問合せ:0225-25-6345
関連サイト:釣石神社 – 石巻市
アクセス:
【公共交通機関】
最寄り駅、バス亭なし。(JR石巻駅から車で約40分)
【車】
三陸自動車道の河北I.C.を下りて、国道45号線を気仙沼方向へ。 北上川に架かる飯野川橋を渡ってすぐの交差点を左折して県道197号線を北上方面へ北上川沿いを走り目的地。河北I.C.から約40分。 駐車場あり(無料)

釣石神社周辺の地域情報、観光スポット

石巻市立大川小学校(震災遺構)

釣石神社の川向かいには、東日本大震災の津波で多くの生徒と職員が犠牲となった大川小学校があり、震災の悲劇を伝える震災遺構として多くの人が訪れています。

<震災遺構>大川小保存表明「伝承に重要」(2016年3月27日付 河北新報)

神割崎

釣石神社から国道398号線を車で30分ほど北上したところにあります。
2つに割れた奇岩の間から荒波がしぶきをあげて押し寄せる光景は圧巻。南三陸でも指折りの景勝地です。

神割崎キャンプ場公式ホームページ

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