日本三不動を祀る中野不動尊
中野のお不動さまとして広く信仰を集める
中野不動尊は、福島県福島市飯坂町にあるパワースポットで、寺号を「中野山大正寺」と号する曹洞宗のお寺です。
中野不動尊には、厄除け・眼守・三ヶ月の3体の不動明王が祀られており、日本三不動のひとつ「中野の不動さま」として広く信仰を集めています。また修験の秘法とされる「六三除け」の発祥としても知られています。
六三除(ろくさんよけ)は、人の生命を害する六根の妄執と三毒とを取り除くことです。 (※易占いの六三とは大いに意味が異なりますので、混同しないようご注意ください) 六と三を足すと九(苦)になり、因縁の厄難と病苦を祈祷によって解除します。 医者にもかかった、薬も飲んだが一向に利き目がないという病気は、六三に罹っていることが多いです。 このような病気は六三除をして病気平癒を祈りましょう。
引用:ご祈祷・お守り|中野不動尊
800年超の歴史をもつ人気の古刹
中野不動尊は、1179年(治承3年)にカモシカに導かれて入山した恵明道人が、神のお告げを聞き三ヶ月不動明王を祀ったことが始まりとされています。
この時に灯した「九字の火」は、今も洞窟の中で絶やさずに灯され続けているそうです。
中野不動尊・境内の見どころ
中野不動尊の境内には、3体の不動明王をそれぞれに祀る御堂や洞窟などがあります。
大日堂と大日如来
1979年(昭和54年)に開山800年を記念して、奥の院の洞窟の前に建立された朱色の3層からなる御堂。大日堂の最上階には、不動明王と愛染明王を脇に従えた御本尊の大日如来が祀られていて、20年に一度御開帳され、次回は2020年とのこと。大日堂の経蔵には、3万巻の般若心経が納められているそうです。
奥の院洞窟
奥の院の洞窟は、かつては滝修行を行った修験者たちが、雨露をしのぐために穿たれた「七つの洞窟」をつないだものだそうです。
大日堂の1階にある「顕霊門」から入ることができ、奥の院の洞窟の中には、不動明王の弟子()である三十六童子が祀られていて、10分ほどで参拝することができます。
祈祷殿
祈祷殿は、元は護摩堂と呼ばれていた総ケヤキ造りの御堂で、眼守不動明王が祀られています。
眼病のほか、智慧学問、交通安全など眼にかかわる事について霊験あらたかとのことです。
中野不動尊 本堂
中野不動尊は、もともとは修験道でしたが、明治5年(1872年)に修験道廃止令が出されたことにより、山を守るために信徒たちが1903年建てられた本堂で、この時に修験道から曹洞宗中野山大正寺と号することになりました。
御深草天皇の持仏と云われる「厄除不動明王」をご本尊として祀っています。
不動滝
大日堂の東側にある不動滝は、かつては修験者たちが滝修行を行った場所でもあります。
今でも2月下旬の厳寒季に春を呼ぶ行事として行われる「歳祭り」では、梵天をかかえた修行者が身を清める「水行」が行われています。
中野不動尊・パワースポット情報
中野不動尊・基本情報
スポット名 アクセス情報
公共交通機関
JR
JR福島駅の東口(12番ポール)から福島交通の路線バスで中野行きに乗車。中野不動尊入口で下車し徒歩10分ほど。
(平日のみ1日4~5本の運行、土日の運行はなし)
※福島交通|路線バス(福島駅東口~中野不動尊入口)
福島交通飯坂電車
JR福島駅から福島交通飯坂線に乗り換え、終点の飯坂温泉駅で下車。福島交通の路線バス杉の平行きに乗車し、堰場バス停で下車。そこから徒歩10分ほど。(日曜の運行なし)
飯坂温泉駅からタクシーなら約10分で中野不動尊に到着。
※福島交通|飯坂電車
自動車
東北自動車道「福島飯坂I.C.」で下りて、国道13号線を山形方面へ。登坂車線を登りきった先に「中野不動尊」の案内看板が見えてくれるの、その指示に従いましょう。
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